佐々木眼科

後発白内障

後発白内障は、白内障手術後に水晶体を支える袋(後嚢)が濁ることで生じる病気です。白内障の再発ではなく、元の白内障とは異なる症状です。
【原因】
 白内障手術では、濁った水晶体を取り除き、眼内レンズを挿入します。この際、眼内レンズを固定するために残した後嚢が、時間とともに濁ることが原因です。
【症状】
 後発白内障の症状は、白内障と似ています。ゆっくり進行することが多く、自覚症状がないまま視力低下が進む場合もあります。

•見えにくい、だんだんと視力が低下する
•かすんで見える (霧視)
•まぶしく感じる (羞明)
•物が二重、三重に見える (複視)
•目が疲れやすい (眼精疲労)
•症状は手術後数週間で現れることもあれば、数年後に自覚することもあります。

🩺 診断と治療
後発白内障の診断には、白内障と同様に散瞳検査が行われます。濁りが確認された場合、レーザーを用いた治療が一般的です。

💡 レーザー治療
方法:YAGレーザーで濁った後嚢に穴を開け、光が網膜に届くようにします。
特徴:
入院の必要はなく、外来通院中に約10分程度で施術が可能です。
痛みはほとんどありません。
一度治療を受ければ、同じ場所で再発することはありません。
保険適用となるため、費用は比較的安価です。

📊 発症率
後発白内障の発症頻度は、約1〜50%と大きく異なります。以下に一般的な発症率を示します。
術後期間  発症率
1年以内   約10%
3年以内   約20%
5年以内   約20-30%
白内障手術を受けた方全員に起こりうる症状ですが、視力低下などの自覚症状があり治療が必要となるのは全体の約2割程度です。若年者や糖尿病、ぶどう膜炎のある方はリスクが高いとされています。
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